行き当たりバッチリ
フッカーSの趣味や、日々の出来事、思ったことなどを書いてます。

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わんぱく王子の大蛇退治



私の描く絵は、かーなりのデフォルメがかかってます。余分な線やディテールを削ぎ落とした単純明快なデザインは、創成期のテレビアニメやビックリマンシールなど、様々なものから無意識に影響を受けていると自己分析しています。しかし、意識して真似たものも少なからずあります。その1つが、東映動画の1963年の長編アニメ「わんぱく王子の大蛇退治」です。監督は、芹川有吾。東映動画の長編アニメとしては、6作目となる作品でした。
おすすめアニメ映画は数あれど、最高の1本を挙げろと言われれば迷い無くこの作品を挙げます。おそらく、永遠のベスト1です。もう何十回と見てますが、いまだにオープニングの伊福部昭のテーマ曲が鳴っただけで感極まって泣けます。この記事を書いてる間も、思い出しながらちょっと泣きそうです(笑)。それくらいの作品なのです。
初期の東映動画作品は、アニメの動きはもちろん、キャラクターデザインなども秀逸です。アニメーターを目指す方には、必修していただきたい作品であります。絵が動くアニメを楽しむには、次々に目に飛び込んでくる情報を即座に認識せねばなりません。デフォルメされた絵柄は、脳内で処理する情報量が少なくて済むので、目にやさしいです。動きが早ければ早いほど、情報の高速処理が要求されますので、より大胆なデフォルメが要求されます。もちろん、描く側にとっても簡素な絵柄は動かしやすいはずです。滑らかに動くアニメを描くなら、絵柄は簡素にすべきです。「わんぱく王子の大蛇退治」はそういった点で、“究極のお手本”だと思います。
最近のアニメは、キャラデザインも背景も緻密でゴチャゴチャしたものが多いです。そういう絵は、宣材などの静止画を見たときは「すごい!」と思いますが、実際に動いてる場面ではちょっと見づらい気がします。・・・・っていうか、そんなに緻密な絵を描いたって、見てる人はそんな所まで情報を取り込めないって。でも、プリキュアシリーズは頑張ってますねぇ、あんな絵柄でよくもあれほど動かせるもんです・・・・。「わんぱく王子の大蛇退治」とは対極にあるといっても過言じゃあないと思います。あ、考えてみれば、プリキュアシリーズも東映アニメなんだなぁ。



シンドバッド黄金の航海

モンスターのイラストを描くと、腕が4本以上あるというデザインになることが多いです。そのようなアイデアの源になった、最も印象的だった映画のクリーチャーが、「シンドバッド黄金の航海」(1974年/ゴードン・ハッセル監督)に登場する6本腕の「陰母神カーリ」です。



このクリーチャーを手がけたのは、モデルアニメーション(人形をコマ撮りで動いているように見せる、「ストップモーション・アニメ」の1手法)の第一人者だった、レイ・ハリーハウゼン。俳優の実写演技に合わせて人形を動かす独特の手法は、「ダイナメーション」と呼ばれ、シンドバッド・シリーズの売りの1つでもありました。いまどきの映画ならCGで再現出来てしまうのでしょうが、モデルアニメにはCGには無い「味」があったものです。このカーリ、シンドバッドを襲う敵なのですが、最初に登場したときにはダンスを踊るなど、どこかコミカルな趣もありました。また、石像なのに動くたびに機械的な音がするところ、終始(当たり前なのですが)無表情なところもツボでした。そういった個人的なツボを刺激してくれる魅力を併せ持ったキャラクターというのは、アニメや特撮番組を含めてもそうはいません。腕が多いというのは、腕が2本しかない人間からしたら「反則」ですが、口の中から口が出てくる「エイリアン」よりは良心的かもしれませんね(笑)。



スピーシーズ 種の起源

お絵描きは元々、いろんなタッチでいろんなジャンルの絵を描いていましたが、最も好きだったのは「モンスターイラスト」でした。空想癖がある上に、昔からSF/ホラー映画大好き少年でしたので、オリジナルのモンスターのアイデアが次々に浮かんできて、それを描かずにはいられなかったのでした。
お絵描きではオリジナルのモンスターを描いていましたが、それらのアイデアには元ネタというか、インスピレーションの源になった映画のモンスターなんかがいます。しかし、好きな映画のモンスターデザインをそのまま絵に生かすというパターンは、あまり無かったような気がします。その理由の1つに、「画力不足」があったのは確かです。素敵なモンスターほど、真似るのはなかなか難しいものです。



上画像は、映画「スピーシーズ 種の起源」(1995年/ロジャー・ドナルドソン監督)に登場した、女性型モンスター「シル」です。デザインはあの、「エイリアン」のH・R・ギーガーです。エイリアンもどこか性的なデザインでしたが、こちらの方がより性的な印象を受けます。映画で女性型のモンスターというのは少数派ですが、ここまで女性的なフォルムを出しながら、しかし立派なモンスターとしてのビジュアルを持っているってのは、希少だと思います。モンスター的なツノやボディなどを足していくとどうしてもゴツイ体型になってしまいがちですが、その点を見事に回避してるのが素晴らしいです。女性的なのでは、他では「X-メン」に出てくる「ミスティーク」も素敵です(こちらはミュータントですが)。日本の場合は残念ながら「映画」では比較できるものがありませんが、特撮ヒーロー番組や漫画では沢山の秀逸デザインがありますね。
いずれにせよ、こういったモンスターデザインは大好きだし、真似をしたいとは思うのですが、画力に加えてセンスも必要なようで、それらが欠如していた私にはなかなか描けなかったということです。





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